三作(読み)サンサク

デジタル大辞泉 「三作」の意味・読み・例文・類語

さん‐さく【三作】

有名な三人刀工粟田口吉光岡崎正宗郷義弘。また、その刀剣。→奈良三作

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精選版 日本国語大辞典 「三作」の意味・読み・例文・類語

さん‐さく【三作】

  1. [ 一 ] 刀鍛冶名匠藤四郎吉光五郎正宗・郷義弘。また、その三人が鍛えた刀剣。
  2. [ 二 ] 鐔工の名匠、明珍信家・埋忠明寿・青木金家。また、その三人の作った鐔。
  3. [ 三 ] 金工の名匠、後藤一乗河野春明田中清寿の三人、または、後藤家の祐乗・光乗・即乗の三人。また、彼らの彫った彫刻

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世界大百科事典(旧版)内の三作の言及

【明珍】より

…この派の特徴は鉄の鍛(きたえ)がよいことと,旧来の兜鉢と異なって,誇張的なほどあまり大きく作らず,矧板(はぎいた)を二重に矧ぎ合わせるなど堅牢で実用的であったことである。この系統の中では室町時代末期の高義,義通,信家が名高く,江戸時代にはこの3工を三作といって珍重した。【原田 一敏】。…

※「三作」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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