三十間堀五丁目(読み)さんじつけんぼりごちようめ

日本歴史地名大系 「三十間堀五丁目」の解説

三十間堀五丁目
さんじつけんぼりごちようめ

[現在地名]中央区銀座ぎんざ五丁目

三十間堀四丁目の南に続き、東は三十間堀沿いの河岸、西は尾張おわり町一丁目新地・尾張町一丁目元地。片側町。尾張町一丁目裏河岸とも称された(「御府内備考」など)。安永三年小間附町鑑によれば、出雲町裏河岸(三十間堀八丁目)代地ともの小間数は京間六〇間二寸七分、公役銀を納めていた。町内の一部は切地として召上げられ、本材木ほんざいもく町三丁目に代地を与えられており、同町に加わって諸事を勤めた。また切地の跡地三九間五尺九寸二分は出雲町裏河岸代地に下された。名主は村田佐兵衛(同小間附町鑑、宝暦七年万世町鑑)。「江戸惣鹿子名所大全」には狂言師の長命勘左衛門、塗師蒔絵師の田付長兵衛がみえる。三十間堀四丁目との間の東西の通りには、三十間堀東岸の木挽こびき町三丁目と同四丁目との間に三原みはら橋が架かる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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