三原塩田(読み)みはらえんでん

日本歴史地名大系 「三原塩田」の解説

三原塩田
みはらえんでん

[現在地名]三原市古浜町

三原東みはらひがし町裏(南)に元禄一三年(一七〇〇)に築かれた塩浜。正徳二年(一七一二)東町差出シ帳(「三原市史」所収)によると、成立時は一五軒(浜)、畝数一七町(うち畑一町)であったが、二度の大風で土手が切れ荒浜となり、宝永六年(一七〇九)大坂商人と思われる阿波屋林内が請取普請をした。

延享四年(一七四七)の東町差出シ帳(同書所収)によると、享保七年(一七二二)五軒を三津みつ(現豊田郡安芸津町)の蔦屋甚三郎へ、一〇軒は大坂の阿波屋午之助、阿波浪人湯村利兵衛を経て、同八年に戸野との(現賀茂郡河内町)の福益屋吉右衛門に売られた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android