日本歴史地名大系 「三原東町」の解説
三原東町
みはらひがしまち
三原城の東、
米田山麓の旧街道沿いにあった町は、城下町の建設に伴い街道の向きが西に変わったのに対し竪(南北)の方向になったため
正保絵図には城の東大手曲輪の東の築出(東外築出)一九二間に町屋が描かれ、「三原志稿」に「海手の船入の家居は船問屋にて、今も問屋株残れり、又上手の町並は水主町なり、前の空地は網打場也、今ハ過半庶民住居す」とあり、正徳二年(一七一二)の東町差出シ帳(「三原市史」所収)にも、この築出を町分としている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報