三宝印(読み)サンボウイン

デジタル大辞泉 「三宝印」の意味・読み・例文・類語

さんぼう‐いん【三宝印】

禅宗で、「仏法僧宝」の4字を篆書てんしょ隷書れいしょ梵字ぼんじなどの字体で刻んだ印。祈祷きとうの札や護符などに押す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「三宝印」の意味・読み・例文・類語

さんぼう‐いん【三宝印】

〘名〙 仏語。「仏」「法」「僧」「宝」の四字を刻んだ印。字体は篆書(てんしょ)隷書(れいしょ)梵字(ぼんじ)などがあり、形も一定しない。禅宗の寺院で用いられ、後世には他宗でも祈祷札、納経札、護符などに押すのに用いる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三宝印」の意味・わかりやすい解説

三宝印
さんぼういん

仏,法,僧の三宝加護を受けようとする祈祷の意を表わすために,仏,法,僧,宝の4字を刻した印のこと。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android