三尺下がって師の影を踏まず(読み)サンジャクサガッテシノカゲヲフマズ

ことわざを知る辞典 の解説

三尺下がって師の影を踏まず

弟子は、師に敬意を払い、師の前では控えめにふるまい、同行する場合は影を踏まないように離れて礼節を尽くすべきである。

[使用例] その話はついこの間のことなんだから、我ら若い衆はシャッポを脱ぐどころじゃない、三尺さがって師の影を踏まずというくらい敬意を表しているんですよ[今日出海*独楽|1950]

[解説] 日本では、「どうきょう」を通じて儒教的礼節として受容されたきらいがありますが、中国ではほとんど使われていなかったとする説(吉川幸次郎)もあります。

[類句] 弟子七尺去って師の影を踏まず

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む