精選版 日本国語大辞典 「吉川幸次郎」の意味・読み・例文・類語
よしかわ‐こうじろう【吉川幸次郎】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
中国文学者。神戸市に生まれる。京都帝国大学で狩野直喜(かのなおき)に師事してその学を祖述し、清(しん)代経学(古典解釈学)を文学研究の基礎とし、ことに18世紀の段玉裁(だんぎょくさい)・銭大昕(せんたいきん)らの古典語学・古代史学の方法を尊んだ。中国留学後、東方文化研究所員として『尚書正義』定本を作製しその国訳を完成、近世戯曲の研究と訳業を公刊した。1947年(昭和22)青木正児(まさる)の後を受けて京都大学教授となり、67年に及んだ。『中国散文論』『杜甫(とほ)私記』『新唐詩選』など、個別の事象と言語を重んじた該博な知識による古典解釈は、第二次世界大戦後の中国文学の転換と普及に寄与した。54年芸術院会員。69年文化功労者として顕彰された。
[戸川芳郎]
『『決定版 吉川幸次郎全集』全27巻・別巻1(1984~ ・筑摩書房)』
日本の中国学者。字は善之。神戸市の生れ。京都大学教授,芸術院会員。1969年,文化功労者に選ばれた。京都帝国大学で狩野(かの)直喜の教えを受け,清朝考証学を修めて,《尚書正義》校訂などにたずさわったが,文学研究にも,考証学の方法を用い,《元雑劇研究》《杜甫詩注》など,言語に密着して文学としてのおもしろさを説いた。漢詩文にもすぐれる。著作は《吉川幸次郎全集》に収められる。
執筆者:清水 茂
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新
3/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
2/13 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新