三条西公時(読み)さんじょうにし きんとき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三条西公時」の解説

三条西公時 さんじょうにし-きんとき

1339-1383 南北朝時代公卿(くぎょう)。
暦応(りゃくおう)2=延元4年生まれ。正親町三条実継(おおぎまちさんじょう-さねつぐ)の次男三条西家の祖。参議をへて,永徳3=弘和(こうわ)3年権(ごんの)大納言となった。従二位。正親町三条家からわかれ,三条北の西朱雀(すざく)にすんだことから三条西と称した。永徳3=弘和3年3月11日死去。45歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の三条西公時の言及

【三条西家】より

…藤原氏北家閑院流三条家の庶流正親町(おおぎまち)三条家の内大臣実継の男公時を始祖とする堂上公家。家格は大臣家。三条西とも西三条とも称した。第4代実隆は和歌をよくして宗祇より古今伝授を受け,古典の学問,有職故実に明らかで多くの著述があり,廷臣のみならず,戦国大名にも教えを請うものも多く,当代の師範と仰がれた。その男公条,孫実枝も父祖の業を伝え,江戸時代には家禄500石を給された。実枝の孫実条の男公種が武者小路家を,孫公音が押小路家を起こした。…

※「三条西公時」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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