弘和(読み)コウワ

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精選版 日本国語大辞典 「弘和」の意味・読み・例文・類語

こうわ【弘和】

  1. 北朝時代、南朝の長慶天皇、後亀山天皇の代の年号。天授七年(一三八一)二月一〇日、辛酉革命により改元。北朝の後円融天皇後小松天皇の代の永徳元~四年にあたる。弘和三年一〇月から後亀山天皇の代。弘和四年(一三八四四月元中(げんちゅう)と改元された。

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日本の元号がわかる事典 「弘和」の解説

こうわ【弘和】

日本の元号(年号)。室町時代(南北朝時代)の1381年から1384年まで、長慶(ちょうけい)天皇、後亀山(ごかめやま)天皇の代の南朝が使用した元号。前元号は天授(てんじゅ)。次元号は元中(げんちゅう)。1381年(天授7)2月10日改元。1381年は天命が改まる年(王朝が交代する革命の年)とされる辛酉(しんゆう)にあたることから改元が行われた(辛酉改元)。弘和年間の北朝の天皇は後円融(ごえんゆう)天皇、後小松(ごこまつ)天皇。北朝は、康暦(こうりゃく)(1379~1381年)、永徳(えいとく)(1381~1384年)、至徳(しとく)(1384~1387年)の元号を使用した。室町幕府将軍足利義満(よしみつ)(3代)。

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