三桶村(読み)みおけむら

日本歴史地名大系 「三桶村」の解説

三桶村
みおけむら

[現在地名]小国町三桶・大貝おおがい

山野田やまのた村の東。北は苔野島こけのしま村、南は魚沼郡仙田せんだ(現中魚沼郡川西町)大貝集落。小国西組に属する。渋海しぶみ川を渡り、次郎じろうヶ峰を経て野口のぐち木落きおとし(現川西町)へ通じる道は、文明一八年(一四八六)道興准后の「廻国雑記」に「山むろ・みをけ・しふ川・大井」と記された行程にあたるとみられる。長享二年(一四八八)一〇月、万里集九の「梅花無尽蔵」にも「八日渡信濃河々在越後之有妻・見置之間」とあって、当地は早くから開けた古道の要衝である。


三桶村
みおけむら

[現在地名]松之山町三桶

越道こえどう川右岸段丘上にあり、南は古戸ふると村、北は川を挟み松口まつぐち村。正保国絵図に村名がみえ、天和三年郷帳では高二〇石二斗余、反別田一町三反余・畑屋敷九反余で、家数四。天和三年(一六八三)の松野山高覚帳(関谷哲郎氏蔵)によれば、戸数四はすべて本百姓。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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