三浦徹(読み)ミウラ トオル

20世紀日本人名事典 「三浦徹」の解説

三浦 徹
ミウラ トオル

明治・大正期の牧師



生年
嘉永3年9月17日(1850年)

没年
大正14(1925)年9月30日

出生地
駿河国沼津(静岡県沼津市)

学歴〔年〕
東京一致神学校(明治学院神学部)〔明治12年〕卒

経歴
上京し、初めフランス式兵学、英学を学ぶ。のち東京・築地で宣教師カロザースの教えを受けてキリスト教入信、明治8年ダヴィドソンより洗礼を受ける。のち東京・両国盛岡、静岡、三島などの教会の牧師となって伝道を行った。この間、15年日本で最初の児童キリスト教文学雑誌である「喜の音」(よろこびのおとずれ)の編集を担当した手記「恥かき記」(全29巻)は日本のプロテスタント史研究の貴重な資料といわれる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴 経歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三浦徹」の解説

三浦徹 みうら-とおる

1850-1925 明治-大正時代の牧師。
嘉永(かえい)3年9月17日生まれ。明治8年受洗。東京両国・盛岡・三島教会などで牧師をつとめる。M.E.キダーをひきつぎ,児童むけに「喜(よろこび)の音(おとずれ)」を発行するなど文書伝道に尽力した。大正14年9月30日死去。76歳。駿河(するが)(静岡県)出身。東京一致神学校(現明治学院大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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