…高千穂町一帯では本支流の峡谷の上部,標高300~400m付近に緩斜面が発達する。中でも中心集落の三田井は本流沿いにまとまって広がる緩斜面に立地し,四方にバス路線が通じる内陸交通の要地であり,1972年に開通した高千穂線の終点ともなっている。この川の谷には同じ県内の耳川上流の椎葉や一ッ瀬川上流の米良の谷にあるような落人伝説は見られず,三田井,岩戸地区に日本の建国に関する神話,伝説があるのが特色である。…
※「三田井」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」