最新 地学事典 「三畳紀末絶滅事変」の解説
さんじょうきまつぜつめつじへん
三畳紀末絶滅事変
End-Triassic extinction event
顕生代五大絶滅のうちの一つ。陸上では陸生四足動物の大部分と植物群の多くが絶滅し,海洋でも無脊椎動物に限らず広範囲な動物群が影響を受けて絶滅。科レベルでは約20%の動物群が絶滅したと試算されている。特にコノドント・コヌラリア・アンモナイト類のセラタイト亜目・二枚貝類のモノチスはこの事変によって絶滅した。絶滅事変は三畳紀末全般わたって進行し,特にRhaetianにおいて最もピークに達したとされている。原因は,大規模な海退とそれに引き続く海進説,マニコーガン・クレーターの形成に結びつけた地球外物質衝突説等が考えられているが,後者の説を裏付ける積極的な証拠は今のところない。
執筆者:堀 利栄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

