日本歴史地名大系 「三石川」の解説 三石川みついしがわ 北海道:日高支庁三石町三石川日高地方、三石町を流れる二級河川。流路延長三一・六キロ(うち指定区間二四・六キロ)、流域面積一五九・四平方キロ。セタウシ山(八五九メートル)から西方向に延びる稜線(静内川との分水嶺)に水源を発し、太平洋に注ぐ。中・上流域は日高山脈に雁行する三本の副山脈で先行谷を造り、下流では丘陵域に谷底が開け、右岸の二段の河岸段丘と沖積地が広く発達。河口付近で海岸線にほぼ並行な標高二〇〇メートル前後の高まり(閃緑岩・蛇紋岩質岩脈)を先行して狭窄部になり、海岸沖積地に出る。河口右岸に三石町市街の東端がある。谷底平野は海岸に並行する岩脈で海からの冷風がさえぎられ、日高地方東部では温暖。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by