三露(読み)サンロ

デジタル大辞泉 「三露」の意味・読み・例文・類語

さん‐ろ【三露】

茶事で、席入り前・中立ち前・退出前の三度にわたって露地にまく打ち水。

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精選版 日本国語大辞典 「三露」の意味・読み・例文・類語

さん‐ろ【三露】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 黒・黄・青の三色をもつ想像上の露で、病気を癒やし、不老長寿の薬になるという。〔鮑照‐白雲
  3. 茶道で、茶の会を行なう時、客の席入り前、中立ち前、退出前の三度にわたって露地に打つ水の称。〔南方録(17C後)〕
  4. 茶道で、掛物風帯の露、茶花(ちゃばな)の露、茶杓(ちゃしゃく)の露の称。

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