デジタル大辞泉 「上一段活用」の意味・読み・例文・類語
かみいちだん‐かつよう〔‐クワツヨウ〕【上一段活用】
[補説]五十音図の「ウ」の段を中心とし、「イ」の段を上一段、「イ・ウ」の段を上二段、「エ」の段を下一段、「ウ・エ」の段を下二段という。なお、活用語尾というときは、「る」「れ」「よ」「ろ」の上の音についていう。
本居春庭が「詞の八衢」で「一段の活」という名を用いているが、その後、林圀雄が「詞の緒環」で下一段に対して「上一段の活」を説いた。
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…日本語で,事態の叙述にあずかる語が,一定の用法に従って,体系的に語形を変化させること。語形とは音節連続の形式についていい,普通はアクセントに及ばない。英・仏語その他ヨーロッパ語のコンジュゲーションconjugationも語形の体系的変化であるが,その変化の示す意味が,人称,数,時,法,相などに関するのに対して,日本語の場合では,表に示すように,単独に用いられる際の切れ方,続き方の差(終止,中止,命令,連体,連用等),また後に結合する付属語の種類に応じて語形が変化する。…
※「上一段活用」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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