上佐世村(読み)かみさせむら

日本歴史地名大系 「上佐世村」の解説

上佐世村
かみさせむら

[現在地名]大東町上佐世

下佐世村の南、あか川の支流佐世川の左岸に位置する。南は宇谷うだに(現木次町)、西は山方やまがた(現同上)古代中世は佐世郷に含まれた。江戸時代を通じ郷帳類では、下佐世村と合せて佐世村一村で高付されている場合が多い。「雲陽大数録」には上佐世村とあり高六九〇石。「郡村誌」によると戸数一四五(うち社二)・人数六四九、民業は農業一一〇戸・工業一〇戸・商業一〇戸・雑業二戸、物産は生茶一〇〇貫目・生人参二〇〇貫目・楮一千五〇〇貫目・木綿二千反。佐玉さたま神社は「雲陽誌」には妙見社とあり、「天正十八年造営の棟札あり、(中略)、山上老樹あり神の御腰掛といふ」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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