上出戸村(読み)かみでとむら

日本歴史地名大系 「上出戸村」の解説

上出戸村
かみでとむら

[現在地名]天王町大崎 上出戸

天王砂丘の南に位置し、西は日本海、東は新関にいせき(現昭和町)、南は追分おいわけ、北は下出戸しもでと村に接する。

奥羽永慶軍記」に天正一六年(一五八八)に起きた湊騒動の際「北野の窪き所に勢を伏置き、取込み討たば、心安く侍ふべし云々」と記す。北野きたのは上出戸・追分北部・新関を含む八郎潟南岸から日本海岸に至る原野一帯をさした呼称であろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

106万円の壁

会社員に扶養されるパートら短時間労働者は年収106万円以上になると厚生年金保険料などの負担が生じて手取りが減る。将来の年金額は手厚くなるが、働き控えを招く「壁」とされ、企業の人手不足の要因となる。厚...

106万円の壁の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android