下出戸村(読み)しもでとむら

日本歴史地名大系 「下出戸村」の解説

下出戸村
しもでとむら

[現在地名]天王町大崎 下出戸

東は細谷ほそや村、西は砂丘を隔てて日本海に面し、南は上出戸かみでと村、北は蒲沼かばぬま村と接する。

享保一五年(一七三〇)の「六郡郡邑記」に「塩浜出戸村 無高にて船越村調に入破船寄物有之節舟越番所に達す」とあり、船越ふなこし村(現男鹿おが市)の支郷であった。寛政六年(一七九四)の六郡惣高村附帳には「下出戸村」として当高一一石一斗三升一合とみえ、天王村の支郷となっている。文化四年(一八〇七)の海岸村々戸口調写(天王町誌)では家数一九軒、嘉永期(一八四八―五四)の「絹篩」では一五軒。

砂丘地で耕地が少なく、製塩と海漁を生業としていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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