…袋物はわれわれの日常生活に深くつながるため,食糧,衣服,器財,燧(火打)袋,武具などを納めるために用いたものが最も古い。衣服,器財を入れた携行袋は強さと装飾を兼ねて上刺(うわざし)をほどこして上刺袋と称し,平安時代から盛んに用いられ,江戸時代にはこれを番袋ととなえ,風呂敷とともに需要の高かった袋物である。発火器としての燧袋は,匂袋(においぶくろ)とともに腰さげ袋として古くから用いられ,のち金銭や薬品を入れるようになり,鎌倉時代には巾着(きんちやく)の発生をみた。…
※「上刺袋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
1 食肉目クマ科の哺乳類の総称。全般に大形で、がっしりした体格をし、足の裏をかかとまで地面につけて歩く。ヨーロッパ・アジア・北アメリカおよび南アメリカ北部に分布し、ホッキョクグマ・マレーグマなど7種が...