日本歴史地名大系 「上古志村」の解説 上古志村かみごしむら 島根県:出雲市上古志村[現在地名]出雲市古志町(こしちよう)・塩冶町南町(えんやちようみなみまち)一―四丁目神戸(かんど)川中流両岸にあたり、新宮(しんぐう)川が合流する。東は塩冶町、西は下古志村。中世の古志郷の遺称地。慶長七年(一六〇二)芦渡(あしわた)村が、明暦元年(一六五五)松枝(まつがえ)村が分村し、貞享二年(一六八五)上古志村と下古志村に分村したという(「比布智神社御頭筆記」古志町誌)。正保国絵図に古志村とみえる。元禄十年出雲国郷帳でも古志村とあり、高二千五七五石余、寛文四年(一六六四)の本田高二千四五〇石余・新田高一一二石余。「雲陽大数録」では上古志とあり、高一千一六〇石。宝暦四年(一七五四)の神門郡南方万指出帳(比布智神社文書)では東西二五町・南北一里一五町、高一千一七七石余、家数二〇五・人数一千一九一、馬一一・牛四三、町屋敷三九、紺屋一・大工四・木挽二・桶屋三・綿打一・鍛冶屋一と記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by