上味野村(読み)かみあじのむら

日本歴史地名大系 「上味野村」の解説

上味野村
かみあじのむら

[現在地名]鳥取市上味野

下味野村朝月あさづき村の南、千代川左岸に位置する。大井手おおいで用水が西方を北流する。「因幡志」は南の竹生たけなり村と村続きで一村のごとしと記す。下味野村とともに味野村とも称された。古代味野郷(和名抄)の遺称地とされ、中世にも一帯に味野郷が成立していた。慶長一〇年(一六〇五)の気多郡高草郡郷帳に上味野とみえ、高一千二六四石余、田九三町九反余・圃二〇町八反余、物成一千二〇石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android