上塩村
かみしおむら
[現在地名]栃尾市上塩
二日町村の東、塩谷川によって形成された広い河岸段丘面に立地。栃尾盆地の北半の中心集落。塩谷川右岸の天平・沖布、左岸の大野原の三つの集落の総称。当村草分と伝える丸小田七軒の旧墓地が沖布にあり、村名の起りとも伝える塩の井が大野原の巣守神社にあり、今も塩水を湧出する。もとは下塩村・二日町村とともに一村同様であったと思われる。文明年間(一四六九―八七)の長尾・飯沼氏等知行検地帳(上杉家文書)に「塩村」とみえる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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