上有河(読み)かみありかわ

日本歴史地名大系 「上有河」の解説

上有河
かみありかわ

中世にみえる五島地名。明徳三年(一三九二)六月二二日の番立結番注文案(青方文書、以下同文書)に上有川とみえ、当地の有川氏を含む五島の領主層二八名がうめさき会所(現平戸市)会合で結番次第を定めている。年未詳五月一〇日の青方固宛の宇久書状(前欠)に上有河とあるが、これは文中元年(一三七二)の書状と推定される。のち同氏は上有河氏・下有河氏とみえ、その所領が二分されたことをうかがわせる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む