上河原村(読み)かみがわらむら

日本歴史地名大系 「上河原村」の解説

上河原村
かみがわらむら

[現在地名]森町円田えんでん

粟倉あわくら村の南東太田おおた川右岸円田平野にある。東は川を越えて飯田いいだ村。周知すち郡に属する。太田川川成地に開けた村で粟倉村の分村という(遠江国風土記伝)。慶長九年(一六〇四)検地を受けていることからそれ以前の開発である(天保二年「土屋氏知行八ヵ村高付帳」松井家文書)正保郷帳に村名がみえ高二九七石余、うち田方二七四石余・畑方一八石余が旗本山口領、林泉りんせん寺領一石余・一宮(現小国神社)神領三石余。


上河原村
かみかわらむら

[現在地名]津山市上河原

山北やまきた村の北に位置する平坦な村で、西北条さいほくじよう郡に属する。東端みや川が流れ、東南条とうなんじよう郡と境を接する。元禄一一年(一六九八)以後も津山藩領。正保郷帳によると田方二五五石余・畑方三五石余、元禄一〇年の美作国郡村高辻帳では三五六石余で、うち改出高五三石余・開高一一石余。天保九年(一八三八)の津山領郷村帳では三八六石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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