上沼袋村(読み)かみぬまぶくろむら

日本歴史地名大系 「上沼袋村」の解説

上沼袋村
かみぬまぶくろむら

[現在地名]中野区沼袋二―四丁目・野方のがた一―五丁目・大和町やまとちよう一―四丁目・若宮わかみや一―二丁目など

新井あらい村・下沼袋村の西に位置する。西に枝郷大場だいば村がある(風土記稿)中世には下沼袋村と一体で沼袋と称されていた。北条氏所領役帳に太田康資の寄子源七郎分として、中野のうちの「大場」一貫文がみえる。大場の地名前述の枝郷大場村に継承されたと考えられ、現在の若宮一―二丁目付近に大場の地名が残る。田園簿に上沼袋村とみえ、田方一一四石余・畑方一八九石余、幕府領、ほかに永四貫四八二文の野銭を幕府に納める。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android