上田天瑞(読み)ウエダ テンズイ

20世紀日本人名事典 「上田天瑞」の解説

上田 天瑞
ウエダ テンズイ

昭和期の僧侶,仏教学者 高野山大学学長;真言宗耆宿・宗機顧問。



生年
明治32(1899)年7月1日

没年
昭和49(1974)年8月27日

出生地
岡山県

学歴〔年〕
高野山大学〔大正13年〕卒,東京帝国大学文学部哲学科〔昭和2年〕卒

経歴
昭和12年高野山大学教授となり、ビルマタイに留学、南方仏教、特に戒律研究専念。22年学長となった。29年ビルマで開かれた世界仏教徒会議に出席、日本代表として活躍、42年高野山真言宗寺務検校法印職に就き、同宗耆宿、宗機顧問を務めた。大僧正著書に「戒律思想史」「仏教の法律思想」「律蔵概説」「南伝大蔵経」などがあり、「国訳一切経」の編集にも携わった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「上田天瑞」の解説

上田天瑞 うえだ-てんずい

1899-1974 昭和時代の僧,仏教学者。
明治32年7月1日生まれ。真言宗。昭和12年高野山大教授となり,タイ,ビルマに留学し戒律を研究。22年同大学長。42年高野山検校(けんぎょう)となった。昭和49年8月27日死去。75歳。岡山県出身。高野山大卒,東京帝大卒。著作に「戒律思想史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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