上皿てんびん(読み)うわざらてんびん(英語表記)even balance

百科事典マイペディア 「上皿てんびん」の意味・わかりやすい解説

上皿てんびん(天秤)【うわざらてんびん】

てんびん一種。さおの両端上部に皿をおき一方の皿に試料を他の皿に分銅をのせて釣り合わせて重さを量る。化学てんびん秤量(ひょうりょう)するほどの精密さを必要としない時か,精密な秤量の予備的秤量などに用いる。
→関連項目てんびん(天秤)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「上皿てんびん」の意味・わかりやすい解説

上皿てんびん
うわざらてんびん
even balance

竿の両端の上に皿を載せたてんびん通常のてんびんに比べて精度は悪いが,測定操作が容易なので,精度を要しない秤量用に用いられる。普通は試料と釣合いのとれた分銅の質量総和を計算して秤量するが,測定値を直読できる直示型のものもある。

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世界大百科事典(旧版)内の上皿てんびんの言及

【てんびん(天秤)】より

… てんびんは皿をつり下げた形式のものに限られる(計量法規)が,皿が固定されたはかり(皿ばかり)の呼名にも使われる。図2は代表的な上皿てんびんの原理的構造を示す。皿に物体を載せたときの転覆を防ぐため力点,支点および重点の刃の長さを長くし,皿は副かん(矢羽とも呼ぶ)と呼ばれる補助てことさおとを連結する皿受棒で構成されるロバーバル機構(対応する辺の長さが等しい平行四辺形からなるリンク機構,皿を固定したはかりの主要機構)の皿受棒の上部に固定される。…

※「上皿てんびん」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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