上矢次村(読み)かみやつぎむら

日本歴史地名大系 「上矢次村」の解説

上矢次村
かみやつぎむら

[現在地名]矢巾町上矢次

岩崎いわさき川中流の平坦地に位置。東は下矢次村、南は又兵衛またべえ新田、西は煙山けむやま村、北は赤林あかばやし村。古くは下矢次村とともに矢次村と称された。「邦内郷村志」に上矢次村とみえ、蔵分三二三石余・給分五石余、家数二八、馬五六。享和三年(一八〇三)の仮名付帳では家数二九、枝村の舞田まいた一一・木代きしろ一二・といくち四・茶畑ちやはたけ二、ほか「邦内郷村志」にむかい前杉まえすぎがみえる。「雑書」慶安四年(一六五一)六月二三日条によれば、上矢次村の甚助、中矢次村の肝煎仁左衛門、矢羽場やはば村の兵部の三人が磔となっている。中矢次村とは当村のうち石亀甚五左衛門の知行地にあたる。この厳罰処分は水論の結果であり、岩崎川の上流三村の三人が、下流又兵衛新田に水を流すことを拒んだことによるとみられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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