上笹尾村(読み)かみささおむら

日本歴史地名大系 「上笹尾村」の解説

上笹尾村
かみささおむら

[現在地名]小淵沢町上笹尾

八ヶ岳南麓南西部の七里岩しちりいわ台上に位置し、西は深沢ふかさわ川を境に小淵沢村大滝おおたき湧水前面集落が展開する。文禄四年(一五九五)一月二七日の浅野長継黒印状(浅野家文書)によれば、「さゝ尾」の清左衛門など六人に鹿猿威鉄砲の所持が許されている。慶長六年(一六〇一)検地帳(県立図書館蔵)表紙に篠尾郷上割とあり、上田八反余・中田四町余・下田四町二反余・下々田二町余、上畑一町四反余・中畑三町六反余・下畑一〇町余・下々畑一八町七反余、熊蔵荒田畑六町三反余・弾正荒田畑一一町三反余、屋敷数一四。慶長古高帳では高二六九石余、三枝土佐守知行。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

一粒万倍日

一粒の種子をまけば万倍になって実るという意味から,種まき,貸付け,仕入れ,投資などを行えば利益が多いとされる日。正月は丑(うし),午(うま)の日,2月は寅(とら),酉(とり)の日というように月によって...

一粒万倍日の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android