上裁(読み)ジョウサイ

デジタル大辞泉 「上裁」の意味・読み・例文・類語

じょう‐さい〔ジヤウ‐〕【上裁】

上奏されたものに対する天皇裁可勅裁
身分の高い人が行う裁決
「―なれば力及ばず」〈太平記・三六〉

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精選版 日本国語大辞典 「上裁」の意味・読み・例文・類語

じょう‐さいジャウ‥【上裁】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 上級裁判。身分の高い人がみずから事の是非をさばくこと。高貴な人の裁決。
    1. [初出の実例]「大宮司家直所進宝治以来代々関東不易御下知・御下文、与大夫房円雅出帯往代京方義理参差不審状等、不対揚要捨。謹抑上裁」(出典:肥前河上宮古文書写‐元徳四年(1332)正月日・肥前河上社雑掌家邦陳状写)
  3. 上奏に対する天皇の裁可。勅裁。
    1. [初出の実例]「卿之を奏請して上裁を取る者とす」(出典:軍制綱領(1875)〈陸軍省編〉一)

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普及版 字通 「上裁」の読み・字形・画数・意味

【上裁】じようさい

ご裁決。

字通「上」の項目を見る

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