上金崎村(読み)かみかなさきむら

日本歴史地名大系 「上金崎村」の解説

上金崎村
かみかなさきむら

[現在地名]庄和町上金崎

くぬぎ村の南にある。延宝二年(一六七四)に南の金崎村から分村したというが(郡村誌)元禄・天保両郷帳には記されない。延宝元年の金崎村検地帳および同二年の下金崎村年貢割付状(石川家文書)によると田一二町七反余・畑四六町七反余・屋敷五町八反余で、高五四〇石余。同二年から幕府領で、元禄一〇年(一六九七)には旗本松波領に分給した。天保一四年(一八四三)の村明細帳(土生津家文書、以下同文書)によれば、延宝元年に検地が行われ、幕府領・旗本松波領ともに高二七〇石余で、田方六町六反余・高六一石余、畑方二六町余・高二〇八石余。年貢米の津出しは二五町余ほど先の金野井かなのい河岸を利用した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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