上金(読み)アゲキン

デジタル大辞泉 「上金」の意味・読み・例文・類語

あげ‐きん【上金】

江戸時代幕府大名に上納された献金富豪層からの「御用金」に対して、一般庶民からの献金をいう。

じょう‐きん〔ジヤウ‐〕【上金】

純度の高い金。上質の金。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「上金」の意味・読み・例文・類語

あげ‐きん【上金】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代、幕府、諸大名への献納金の一つ。「御用金」が富豪層を対象としたのに対し、一般庶民からの献金をいう。
    1. [初出の実例]「上ケ金差出金等いたし度旨」(出典:牧民金鑑‐六・上納金・天保四年(1833)四月二三日)

じょう‐きんジャウ‥【上金】

  1. 〘 名詞 〙 上質の金。上等の黄金。また、江戸時代の金地金の品質上位のものをいう。形状重量は一定していない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android