下ケ戸貝塚(読み)さげとかいづか

日本歴史地名大系 「下ケ戸貝塚」の解説

下ケ戸貝塚
さげとかいづか

[現在地名]我孫子市下ケ戸 宮前

現利根川に臨む北に突き出た標高約一八メートル前後の下総台地に位置する。縄文時代中期中葉から晩期後葉までの貝塚を伴う遺跡。昭和五六―五八年(一九八一―八三)の五次に及ぶ発掘で、おもに中央窪地を囲んで加曾利B期から安行3b期までの、径八メートル以上の大型住居六軒を含む竪穴住居跡を二〇軒発見した。出入口部の明瞭な住居はすべて中央窪地に向けられていたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android