下んす(読み)クダンス

デジタル大辞泉の解説

くだん・す【下んす】

[動サ特活]《「くださんす」の音変化》
「くれる」の意の尊敬語。くださいます。
「たばこ火ひとつ―・せ」〈ひとりね・上〉
(補助動詞)動詞の連用形に接続助詞「て」を添えた形に付いて、「…てくれる」の意の尊敬語。…てくださいます。
「ああよう寄って―・した」〈浄・重井筒
[補説]はじめ近世上方(かみがた)の遊里で使われ、のち一般の女性が用いるようになった。終止形連体形とも「くだんす」、命令形は「くだんせ」が用いられた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

くだんす【下んす】

( 動サ特活 )
〔「くださんす」の転。近世語〕
下さいます。 「源七どんがたばこ持てみえました。あい、ここへ-・せ/洒落本・陽台遺編」
(補助動詞) 動詞の連用形に助詞「て」が付いた形に付いて、動作をする人に対して、その動作を受ける者の立場から敬意を表す。…くださいます。 「嵐の芝居へ便宜して-・したか/浄瑠璃・生玉心中 」 〔遊里に始まり、のち一般の女性語になった。連体形には「くだんす」、命令形には「くだんせ」が使われた〕

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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