浜山(読み)はまやま

日本歴史地名大系 「浜山」の解説

浜山
はまやま

出雲市浜町の西端から簸川ひかわ大社たいしや町にまたがる標高四七メートルの砂丘である。「出雲国風土記」にいう馬見まみ烽は大社町坪背つぼせ山と浜山とが論山となっている。浜山説は近くに馬見集落や馬見川のあるのを根拠とするが、風土記郡家からの距離が一致しない。慶長(一五九六―一六一五)頃に井上次郎右衛門が土着して南浜に植林し、不毛の地にも田畑がようやく開け、人家はしだいに南浜から北方へも延びた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 たいし 富籤 簸川

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android