下吉村(読み)しもよしむら

日本歴史地名大系 「下吉村」の解説

下吉村
しもよしむら

[現在地名]北塩原村下吉

現北塩原村の西端に位置する。北方には会津盆地の北縁を限る山地が連なり、さんもり川支流しぶ川右岸の段丘上に集落を営む。熊倉組に属し、北と西は下柴しもしば村、南西京出きようで(いずれも現喜多方市)、東はうるし村。集落はかつて二町ばかり南にあったが、元和七年(一六二一)現在地に移った(新編会津風土記)旧地には応永三年(一三九六)年紀を有し、阿弥陀三尊の種子を刻んだ板碑が残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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