下塗り(読み)したぬり(その他表記)Untermalung

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「下塗り」の意味・わかりやすい解説

下塗り
したぬり
Untermalung

絵画技法の一つ。完成画面において意図する効果を得るために,予備的に塗られた絵具の層。テンペラ画では緑の単色によって明暗をまず描き,この上に他の色彩を施した。油絵の場合でも,19世紀なかばまでは,モノクロームの下塗りをするのが普通で,ときに下塗りにテンペラを用いた。現在でも絵具の発色をよくするため,特別の質感を得るためなどの目的で下塗りをする。水彩絵具などの透明絵具では,特に重要。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む