日本歴史地名大系 「多久原村」の解説
多久原村
たくばるむら
唐津往還(唐津―佐賀)に沿った多久原宿を中心にほぼ南北に広がる平坦部の散村。北に
正保絵図に村名がみえ、「丹邱邑誌」の承応二年(一六五三)の「小城郡多久庄」の中に「多久原」がある。また残存する田畑帳にみる初見は寛保二年(一七四二)の多久原村田帳で、「丹邱邑誌」の「郷村」には「宿・楢原・了ノ原・大工田・猿河内・四下・相浦・野入・松ケ浦・松原・仏坊・原口」の集落をあげている。
このうち、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報