下大須村(読み)しもおおすむら

日本歴史地名大系 「下大須村」の解説

下大須村
しもおおすむら

[現在地名]根尾村下大須

悪田あくだ村の北に位置し、根尾東谷ねおひがしたに川上流の左岸沿い山麓に集落がある。村名は根尾東谷川が当地で大きな洲をつくっているので、大須と名付けられたという。美濃と越前を結ぶ山越えの道が抜けていたが、悪田村との間のどう付近は険難往還に苦しんだ。上大須村とともに平家の落人伝説を伝える。正保郷帳によれば田四斗余・畑一二七石余・紙桑木高三一石余・山年貢一四石余。貞享二年(一六八五)大垣藩内検で村高一五七石余となった(大垣領村々高帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android