下宇津川村(読み)しもうづかわむら

日本歴史地名大系 「下宇津川村」の解説

下宇津川村
しもうづかわむら

[現在地名]美都町宇津川

中宇津川村の北西に位置し、矢原やばら川に沿う。北西は矢原村(現三隅町)。郷帳類には上宇津川村・中宇津川村とともに宇津川村として高付されることが多く、領主の変遷も上宇津川村と同じ。明治四年(一八七一)の万手鑑には宇津川村下組として古高二三六石余・新田高二二石余。家数六八・人数二四〇、米蔵一、鉄砲九、牛三七・馬一、紙漉船三六、八幡宮があった。畑地が多く、蕎麦・粟・麦などを栽培した。楮を作り、紙漉も栄えた。明治八年に上宇津川村・中宇津川村と合併して宇津川村となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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