日本歴史地名大系 「美都町」の解説 美都町みとちよう 島根県:美濃郡美都町面積:一三二・六四平方キロ郡の北部に位置し、北は那賀郡三隅(みすみ)町・弥栄(やさか)村、東から南は匹見(ひきみ)町、北から西にかけては益田市。山間地帯で町域の約八〇パーセントを山林原野が占める。益田川が都茂(つも)地区奥部を源流として西流し、町の中心部で都茂川を合流、さらに町域西部で三谷(みたに)川・波田(はだ)川などを合流する。東部では三隅川の支流矢原(やばら)川が二川(ふたかわ)地区を北東流し、町域北端で丸茂(まるも)川を合流する。また二川地区の東部を北東流する板井(いたい)川が三隅川へ合流している。これらの河川沿いに散在する平地の多くが狭隘である。町の中央部を東西に走る国道一九一号は西は益田市に至り、東は匹見町を経て広島県へ通じる。考古遺跡は縄文土器片が圃場整備後発見された宇津川本郷(うづかわほんごう)遺跡、三谷川沿いの三谷一号古墳・同二号古墳などが知られるのみで、近代以降の耕地整理で古墳が破壊されたといわれる所が二、三ヵ所ある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by