下小河原村(読み)しもこがわらむら

日本歴史地名大系 「下小河原村」の解説

下小河原村
しもこがわらむら

[現在地名]甲府市下小河原町・住吉すみよし五丁目・中小河原なかこがわら一丁目

中小河原村の東にある。中央をほぼ南北中道なかみち往還が貫通し、山王権現(現日吉神社)から南の道沿いに家居が並んだ。慶長六年(一六〇一)の下小河原村検地帳(県立図書館蔵)では田一四町余・畑六町六反余、桑七四把、ほかに永荒地一町三反余、屋敷八反余。慶長古高帳では高三二三石余、ほかに山王領五斗余。貞享二年(一六八五)の検地帳(県立図書館蔵)では高二七七石余、反別は田一五町六反余・畑四町七反余、屋敷一町八反余。享保九年(一七二四)以後の支配代官の詳細は不明だが、判明分は中小河原村に同じ。享保一〇年の家数一三・人数一九三(男七八・女一一五)、馬七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android