下小目村(読み)しもおめむら

日本歴史地名大系 「下小目村」の解説

下小目村
しもおめむら

[現在地名]谷和原村下小目

加藤かとう村の南、小貝こかい川東岸に位置。上小目村とともに中世田中たなか庄内小目郷の地で、至徳三年(一三八六)の上杉朝宗宛行状(新田岩松文書)

<資料は省略されています>

とあって、関東管領上杉朝宗(禅助)から庭野左衛門太郎貞家に与えられている(→田中庄

「寛文朱印留」には下小目村とあって下総佐倉藩大給松平氏領であったが、一部は享保三年(一七一八)に土浦藩土屋氏領(谷原下郷組)となり(土浦市史)、他は天領岡田寒泉が代官であった(岡田寒泉功徳碑)。「各村旧高簿」によれば明治元年(一八六八)には土浦藩領三六・三三五石、旗本栗本安芸守知行地二九九・九六九石、磯野元次郎知行地二五三・〇二九石、山本錦之助知行地一七九・三一三石、山本鹿之助知行地一四〇・八八六石の五給支配であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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