下新造(読み)したしんぞ

精選版 日本国語大辞典 「下新造」の意味・読み・例文・類語

した‐しんぞ【下新造】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 禿(かむろ)から遊女になったばかりの格の低い新造。下新。
    1. [初出の実例]「其処へ下新造(シタシンゾ)といふものと姉女郎新造禿(かむろ)なんぞを連れてズッとやって来たのを見ると」(出典:落語・無学者論(1894)〈禽語楼小さん〉)
  3. 明治時代遊里の新造のもとで、雑事に使われた女。下新。
    1. [初出の実例]「娘は大籬の下新造(シタシンゾ)とやら」(出典:たけくらべ(1895‐96)〈樋口一葉〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む