下村悦夫(読み)シモムラ エツオ

20世紀日本人名事典 「下村悦夫」の解説

下村 悦夫
シモムラ エツオ

明治〜昭和期の小説家,歌人



生年
明治27(1894)年2月16日

没年
昭和20(1945)年12月12日

出生地
和歌山県新宮

本名
下村 悦雄

別名
筆名=紀 潮雀(キノ チョウジャク),号=紅霞

学歴〔年〕
新宮男子高小〔明治41年〕卒

経歴
明治41年新宮銀行給士。40年退職して上京、歌人を志す。一方、生活のために「悲願千人斬」など数多くの講談を書き、平凡社の「現代大衆文学全集」に「下村悦夫集」(1冊)がある。歌集は「口笛」「熊野うた」を遺した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「下村悦夫」の解説

下村悦夫 しもむら-えつお

1894-1945 明治-昭和時代前期の小説家,歌人。
明治27年2月16日生まれ。郷里の和歌山県新宮で佐藤春夫とまじわる。明治43年上京し,与謝野晶子,北原白秋らに短歌をまなぶ。のち小説を手がけ,「悲願千人斬」などの伝奇小説を発表した。昭和20年12月12日死去。52歳。本名は悦雄。号は紅霞。筆名はほかに紀潮雀(きの-ちょうじゃく)。歌集に「熊野うた」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android