20世紀日本人名事典 「下村良之介」の解説
下村 良之介
シモムラ リョウノスケ
昭和・平成期の日本画家 元・大谷大学教授。
- 生年
- 大正12(1923)年10月15日
- 没年
- 平成10(1998)年12月30日
- 出生地
- 大阪府大阪市南区塩町
- 本名
- 下村 良之助
- 学歴〔年〕
- 京都市立美術工芸学校卒,京都市立絵画専門学校〔昭和18年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- みづゑ賞選抜展準賞〔昭和35年〕,丸善石油芸術奨励賞大賞(第1回)〔昭和36年〕,美術文化振興協会賞(第1回)〔昭和57年〕,京都府文化賞(第5回)〔昭和62年〕,京都市文化功労者賞〔平成1年〕,京都美術文化賞(第8回)〔平成7年〕
- 経歴
- 父は大倉流の囃方として大鼓を打つ能楽師。復員後京都府立宮津女学校の絵画教師を務める。23年京都へ転居。仲間と語らって、日本画壇の退嬰的アナクロニズムに反対すると宣言して“パンリアル美術協会”を結成。以来、紙粘土と顔料の上に和紙を置く独得の手法で前衛美術を追求。“鳥の画家”、或は京都画壇の“反逆児”ともいわれる。46年〜平成元年大谷大学教授もつとめた。代表作は「反骨の画人」「起承転結」など。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報