下段村(読み)しただんむら

日本歴史地名大系 「下段村」の解説

下段村
しただんむら

[現在地名]立山町下段

栃津とちづ川の左岸に位置し、北は坂井沢さかいざわ村、東は上金剛寺かみこんごうじ村、南は道源寺どうげんじ村。高原野たかはらのの内(越中志徴)一帯では最も早くから開けたといわれるが(五百石地方郷土史要)正保郷帳に記載はない。明暦二年(一六五六)の村御印留に村名がみえ、寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高一三九石、免二ツ五歩(三箇国高物成帳)

下段村
しもだんむら

[現在地名]鳥取市下段

野坂のさか川右岸に位置し、同川を隔て大塚おおつか村。拝領高は三三二石余、本免五ツ四分。文政一二年(一八二九)の高草郡中構下札目録帳(奥田家文書)では朱高三六二石余・生高三六二石余、物成一七三石余、山札銀一〇匁五分・藪役銀五匁五分が課されていた。梶浦氏・小泉氏・喜多村氏・四宮氏・東館家家臣仙石氏・西館家家臣景山氏の給地があった(給人所付帳)。「因幡志」では家数五〇。天保一四年(一八四三)の村々人数増減書上帳(加藤家文書)によると男一二〇・女一二四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android