日本歴史地名大系 「下浅津村」の解説 下浅津村しもあそづむら 鳥取県:東伯郡羽合町下浅津村[現在地名]羽合町下浅津光吉(みつよし)村の南東、東郷(とうごう)池の西岸に位置する。中世は東郷庄のうち。明徳三年(一三九二)一月一一日の秦相季譲状(松尾神社文書)に「東郷庄内浅津預所職」などとみえ、松尾(まつお)社(現京都市西京区)の秦相季は同社の正祝相勝へ同職などを譲与したが、同五年六月一三日の追記によれば、相勝が死去したため愛一丸を次男として立て譲り直している。なお正嘉二年(一二五八)一一月に作成された東郷庄下地中分絵図にみえる「伯井田」は当地を含むと思われ、そのうちの浅津地区が二分され、領家方が下浅津に、地頭方が上浅津になったのであろう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by