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大敷網 おおしきあみ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大敷網
おおしきあみ

袋網が箕形をなし,その一辺が全部開口して魚の入口となっている定置網。ぶり,まぐろなどの大型魚を目的として発達したが,大謀網の出現によって,現在ではほとんど残っていない。

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デジタル大辞泉の解説

おお‐しきあみ〔おほ‐〕【大敷網】

定置網の一。海岸近くの魚の通路に垣網を張り、魚を袋網へ誘導して捕る漁網。

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百科事典マイペディアの解説

大敷網【おおしきあみ】

定置網(建網)の一種。魚類を捕獲するほぼ三角形で細かい網地からなる身網(袋網)と,身網へ誘導するあらい網地の垣網からなる。歴史は古く元和年間(1615年−1624年)以来のものという。
→関連項目網漁具

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世界大百科事典 第2版の解説

おおしきあみ【大敷網】

定置網のうち歴史的に最も注目される台網の一種。台網とは垣網と身網とよりなる建網で,浮子(あば)と沈子(いわ)とを用いて網を魚道に定置し,そこを回遊する魚が垣網に誘導されて身網に入るようにし,身網を起こして魚を捕獲するものであった。台網類には相当に大規模なものが多く,マグロ,ブリ,サケ,ニシン等を主要漁獲物としていた。日本の台網類の発達には次の4系統があったという。(1)長門・肥前を中心とする西南系大敷網,(2)越中・能登を中心とする北陸系台網,(3)陸前・陸中を中心とする東北系大網,(4)陸奥・北海道方面の建網である。

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大辞林 第三版の解説

おおしきあみ【大敷網】

台網の一。垣網と袋網を組み合わせて定置するもの。江戸時代初期から行われた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大敷網
おおしきあみ
large set-net of triangular shape

漁業の網漁具のうち、定置網の台網(だいあみ)類の一種。魚の通路を遮断して誘導する垣網(かきあみ)と、網に入った魚を漁獲する袋網(囲網(かこいあみ))の2部で構成され、袋網の形は三角形に近く、その一辺が魚群の入口として開口している。この網は大型定置網の初期のもので、江戸時代初期から明治末期まで全国的に普及し、イワシ類、ニシン、ブリ、マグロ類など沿岸に回遊する魚類を対象とした。陸上の高台や櫓(やぐら)に見張り台を設置し、魚群が入網するのを確認してから揚網したが、袋網の網口が広いため魚が入網しやすい反面、逃げ出しやすい構造でもあった。そのため改良され、大謀網(だいぼうあみ)へとかわった。大謀網は、袋網を長方形とし、潮上(しおがみ)側の身網と端口(はぐち)の接点に垣網を結着させ、端口の両端に障子(しょうじ)網を身網の内側に設置するなどしたため、袋網に入網した魚が逃出しにくい構造となっている。その後、大敷網、大謀網とも姿を消し、漁獲効率のよい落し網類へと変遷した。日本には現在でも大型落し網を大敷網とよんでいる地方がある。外国でも各種の定置網で操業しているが、大型定置網は少ない。そのなかでも、イタリアのシチリア島で行われるマグロ大型定置網はその代表的なものであり、構造が大謀網に類似している。[添田秀男]

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世界大百科事典内の大敷網の言及

【台網】より

…この類の網は規模も大きく漁場も外海で,しかも湾入個所にあって回遊魚が漁期になると必ず来遊する魚道であることが必要であった。台網は身網の形状から大敷網と大謀網に分けられる。大敷網は身網が三角形に近く,その一辺が魚の入口として開口しているものをいい,大謀網は身網が楕円形または矩形,八角形などをしていて,魚の身網への入口がその一部に開口しているものをいう。…

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